―コミケDEずじぇれ―



コミケ・・・

それは欲望が渦巻くその場所に
その本能を満たすべく金色の眼をした者達が集う

場合によっては負傷者が出ることもあるこの現状から
それを戦争と呼ぶこともあるという

そして今回・・・
新たな伝説を刻む

レジェンズウォーと無理やり呼ばせていただく戦いが始まろうとしていた


全ては・・・色々と扱いやすいらしいここから始まる・・・




シュウ「・・・え〜、今日皆さんに集まっていただいたのは・・・・・」
一同「あ〜・・・・・?」

シュウ「ん〜・・・・・どうしよう?」
シロン「はぁ?全員呼び出しておいてなんだそれ」
シュウ「だ〜ぁってよ〜・・・毎回毎回何するかなんて、決めるの結構大変なんだぜ?」
メグ「決めてから呼び出しなさい!」

ビシッ!

ディーノ「じゃあ僕はこれで失礼するよ。結構忙しいんだ」
シュウ「だ〜!待てって!これからだろ!」
マック「みんなで考えれば、きっと早くおもしろい事思いつくんだな」
ディーノ「そうだねマック」
シュウ「あ〜・・・ま〜そういうことね〜・・・」

リーオン「にしてもさ、ていうか何するわけ?」
ウォルフィー「何かやるにしても人とレジェンズじゃあ身体能力の差があるもんな」
ズオウ「む〜・・・・・」
グリードー「よくよく考えると、確かに難問だな」
ガリオン「くだらぬ・・・・・」


ランシーン「では、私から一つ提案させていただきましょう」
シロン「うぉっ!?居たのかお前」
シュウ「えっ?なになに〜?」
ランシーン「それはですねぇ・・・・・」





・・・・・・・・・・・・・・・・・






一同「えぇ〜〜〜〜!!?????」





シロン「なんだよそりゃあ!てか参加できるのかよ!?」
ランシーン「頭から否定するとは・・・まあ貴方が参加しても売れるわけ無いですからねぇ」
シロン「なんだとっ!?なら勝負しようじゃねぇか!!」
ランシーン「まあいいだろう、だが確かにそうだな。参加できる云々はCEOに話を通しておきましょう」
グリードー「おいおい・・・・・」
リーオン「なんか楽しそうだね、うーたん」
ウォルフィー「んー・・・まぁ、な。って、うーたんって言うな」
マック「賑やかなの、楽しそうなんだな!」
ディーノ「悪くない、かな」

ズオウ「メグ?」
メグ(まさかの・・・公認で参加するチャンス!?)


ガリオン「待て、待ちなさい!」

シロン「あーあー始まったよ」
ガリオン「むぅ、貴様っ!?」
ランシーン「まぁまぁ落ち着いてください」

ガリオン「わかっておるのか!?そんな大量に私利私欲の為に紙を使うイベントなど・・・」
メグ「思い出沢山、沢山つくりたい・・・」
ズオウ「メグ・・・・・」
ガリオン「う・・・むぅ・・・」
メグ(ニヤリ)
ランシーン「ガリオン!」
ガリオン「!?」
ランシーン「もう、分かっているのでしょう?貴方も、私もレジェンズクラブの一員なのだ!
それに・・・この戦いを止める事はできないのだ。私にも、貴方にもねぇ!」

ランシーンが顎でそっちを見ろと合図すると
その先のシュウの目がこの上なく輝いている

シロン「あー、こりゃ、駄目だな・・・・・」
ガリオン「わ・・・私はっ・・・・・!」

ランシーン「もう誰にも止めることなどできないのだ・・・さあ、レジェンズウォーの始まりだ!!」

メグ(やった・・・これでっ!)
ズオウ「め・・・メグ?」




・・・・・・・・・・・・・・・




サッサッ、シュバッ、ズバーン!


ガリオン「・・・・・(スケブ)どうぞ」
グリードー「が・・・ガリオンが堕ちた・・・あ、はい。えー、500円になります・・・じゃねぇ!
なんか違うだろやっぱり!・・・あ、ご自由に取って読んでみて下さい・・・あー、やべ、俺、なんか燃えてる」
リーオン「なんか色々大変だったもんなあ」
ウォルフィー「あぁ、あれはやばかった・・・」



・・・・・・・・・・・・・・・前日




ウォルフィー「今、俺視界こんくらい・・・」
リーオン「うわー!ほわいと!ホワイト飛んだっ!」
ウォルフィー「ばっ・・・何やってんだよ!?」
リーオン「だってよー・・・」

ウォルフィー「まあ仕方ないか・・・タリスダムに戻らず三日三晩」
リーオン「作業しっぱなしだからな〜」
ウォルフィー「作業、はかどらねぇし、一息入れるか」
リーオン「賛成!」



・・・・・・・・・・・・・・・


ダンディー「で、どうですか?調子のほうは」
ウォルフィー「っと、こんな感じだ・・・ネームは完成したんだけどな〜手元がぷるぷるしてよー」
リーオン「失敗して悪循環で終わる気がしないって言うか・・・」

ダンディー「では、グリードーさんにお願いしては?」
ウォルフィー「そんなわけにはいかねぇよ・・・」
リーオン「向こうも今が一番忙しいだろうし・・・」

ダンディー「まあ駄目元で頼もうじゃないですか!」
ウォルフィー「まあそうだな」
リーオン「グリードーんちって何番だっけ?」
ウォルフィー「あ、結局以前は居候することになったから聞いてない」

リーオン「使えねぇなゴラァ!」
ウォルフィー「こわっ・・・あ、マスター」
ダンディー「はいどうぞ、一杯呑んで落ち着いてください」
リーオン「流石マスター、気が利くねぇ」

ガッ

バシャー



ダ・ウ・リ「あ」




・・・・・・・・・・・・・


グリードー「あー・・・それでなんだが・・・」
ディーノ「・・・・・・・」
グリードー「こいつらの原稿手伝って欲しいんだが・・・」
ウォルフィー「お願いします・・・ディーノ坊ちゃん」
リーオン「お願いします〜」
ディーノ「別にいいけど・・・」
ウ・リ「ありがたい!」

グリードー「とりあえずネームは描き直したみたいだから・・・」
ディーノ「貸して」
リーオン「ほい」


ディーノ「・・・・・・・・・・・・・僕は」


ウ・リ「「???」」」
グリードー「来るぞ・・・・・」


ディーノ「僕は・・・ただ出てきた作品を真似して、
二次創作することしかできないんだー!!!!・・・・・できたよ」


ウ・リ「おおおおおおおおっ!!」
グリードー「まあこんなだったから手伝えるわけだな・・・
とりあえず、明日は万全な体調で出れるように、一旦休んでおけよ」
ウォルフィー「ああ、そうさせてもらおうかな」
リーオン「ようやく休めるっ!」



・・・・・・・・・・・・・・・




メグ「早く明日にならないかしら・・・そしたら、そしたら・・・メロメロドキューン!」

シュウ「なんか最近・・・メグずっとこんな感じだったよな。
保健委員も締め切り護る!とか言って張り切っちゃってさー」
マック「シュウは完成したのかな?」
シュウ「おう!ばっちり!!」
メグ「あんたのってあれでしょー?センスの無い写真集みたいなの」
シュウ「何出すかは自由だろっ!メグにはわかんないよなー、このセンス・・・なあマック」

マック「そういえば、シロンはどうしたのかな?最近見ないんだな・・・ちゃんと明日来れるのかな?」
シュウ「ねずっちょ?ああ、来るよ〜」
マック「それなら、いいんだな!・・・じゃあ、明日に備えて早く寝るんだな」
シュウ「おう!」
メグ「うん!」



・・・・・・・・・・・・・・・


シロン「・・・ちょっといいか?」
コンビニ店員「なんでしょうか?」
シロン「コピー、したいんだが・・・」
コンビニ店員「すいません・・・コミケ当日になるとここの付近のコピー用紙は全滅してしまうんですよ〜」
シロン「くっ・・・・・邪魔したな・・・」


ザシャッ、ザシャッ、ザシャッ、ガクッ、ズゥゥン・・・

シロン「はぁ、はぁ、はぁ・・・迂闊だった、コピー機が壊れるなんて・・・」

ゴーン、ゴーン、ゴーン、ゴーン、ゴーン


シロン「もう・・・朝か・・・・・」


・・・・・・・・・・・・・・・


ウォルフィー「おはようございます坊ちゃん」
リーオン「おはよー」
ディーノ「昨夜はよく眠れた?」
ウォルフィー「おかげさまでバッチリっす!」
リーオン「夢も見ず・・・あっ」

ウォルフィー「製本まだだった!」
リーオン「急げ急げ〜!」
ディーノ「あはははっ」


グリードー「ディーノ、そいつらと行ってくれねえか?」
ディーノ「どうしたんだい?グリードー・・・」
グリードー「ほら、頑固なヤツをとりあえず連れて行くだけでもしねぇとな」

ガリオン「そろそろ行く時間ではないのか?」

グリードー「ガリオン!?・・・てっきり来ないかと・・・」
ガリオン「ふぅ、今回だけだ・・・」

グリードー(そう言っているが・・・)
ディーノ(なんで・・・)
ウォルフィー(新刊3種類持ってきてるんだ!?)
リーオン(流石は姐さん・・・)



・・・・・・・・・・・・・・・・


シュウ「ねずっちょ〜!どこだ〜!?」
メグ「まったく!だからあれほど言ったのに!」
マック「まあ今回は1日しかずれてないんだな〜」
メグ「もう始まっちゃう・・・行くわよ!」

シュウ「俺、もう少し探してくる!!」

マック「シュウ!・・・はっ!?」
メグ「放っておきましょう」
マック「でも・・・」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

メグ「・・・・・・でも?」
マック「行くんだな・・・」



・・・・・・・・・・・・・・・・


シロン「こんなんじゃ・・・いつまで経っても製本できねぇ・・・」
ランシーン「何というザマだ、ウィンドラゴンともあろう者が」
シロン「ランシーン!何しにきやがった!?」
ランシーン「まだ分からないのですか?私が貴方の邪魔をした事が・・・」
シロン「なにっ・・・!?なら、回りくどい事しないで原稿破いちまえば済む事だろ・・・!!」
ランシーン「そんなものはもうどうでもいいんですよ、
今からではコピー、製本ともに間に合う時間ではない。
残った時間でペーパーでも何でも描くしかないのでは?そら、コピー用紙だ」
シロン「て・・・めぇ・・・じわじわと悪趣味な・・・・・」
ランシーン「ふん、どうやらそれどころでもなく、体が限界のようですねぇ。
まあ会場で会いましょう。来れるのならねぇ・・・フッフッフッフ・・・ハッハッハッハッ!!」

シロン「ちく・・・しょう・・・」
シュウ「こんな所にいやがったか!ねずっちょ!!」

シロン「来るな・・・」
シュウ「来るなじゃねぇよ!何やってんだお前!」
シロン「お前な・・・」
シュウ「色々省いてカムバーック!」
シロン「えぇっ!?」
シュウ「はいリボーン!ほらほら、もう始まっちゃうよ〜コミケ」

シロン「お前なあ、今からじゃコピーやら製本やら間に合わねぇんだよ」

シュウ「コミケが・・・」
シロン「ん?」

シュウ「はやくしないとっ!

コミケが、始まっちゃうんだよ〜!

せっかく受かって場所取れたんだからな!

皆、首を長くして待ってるん、だ、ぜ〜!」

シロン「いや、だから・・・」
シュウ「だからこれ、キザ男の父さん特性コピー機!!!!」
シロン「なにっ!?」
シュウ「コピー機三つ、くっつけたんだって」
シロン(三倍速!?・・・いけるっ・・・・・!)


そして・・・後半、再び会場へ・・・・・



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