マックと一緒にキザ男の家に遊びに来たんだけど
なんだか薔薇だの植物の話で盛り上がっちゃって・・・
難しくてわかんないしつまんね〜
メグも一緒になって聞いてたけど何が楽しいんだか!

んでキザ男の家を探検してたんだけど・・・
やっぱ広いな〜
んで見つけちゃったのよこれ
これはもう歌うっきゃないっしょ!





シュウ「ク〜ラブ〜、ク〜ラんむ〜♪」


ディーノの家から飛び出してきたシュウは
猛ダッシュで秘密基地の屋上を目指していた


シュウ「ふっくぶっちょお!」
シロン「あぁ?なんだ?お前キザ男の家行ってたんじゃないのか?」


今日はいい風が吹くとかでシロンはでっかいまんまで昼寝


シュウ「あのさあ!そのキザ男ん所でいいもの見っけたんだよ!
だからちょっと一緒に来いって!」

シロン「んぁ・・・行かねぇ・・・・」
シュウ「なんだよ!連れないなあ・・・」


吹く風を感じながら返答を待つ
シロンの言うとおり今日はいい風が吹いている
ちょっと昼寝したいって言う気持ちも分かっちゃったかなぁ


シュウ「そっか・・・んじゃいいや!扇風機委員でも誘うから!」
シロン「Σ」

シュウ「じゃな!また後で来るから!」
シロン「待て」

シュウ「ん?」
シロン「俺も行く」

シュウ「は?」
シロン「気が変わったって言ってんだよ、一緒に行ってやる」
シュウ「お前さあ・・・」


今普通に気を使ってやったのになにそれ?


シロン「ん?何か言ったか?」
シュウ「別に何も〜」

シロン「んじゃ、行くぜ!」
シュウ「あいよ〜v」


んでシロンの背に乗ってキザ男の家を目指して・・・


シュウ「って扇風機委員誘うからこっちじゃないって!」
シロン「ちっ・・・」


ちっ・・・ってなんだよ!


シロン「ま、いいわ。了解、部長〜」


んで・・・


シロン「カラオケかよ・・・」
ランシーン「ふむ、息抜きには丁度良いか・・・」
シュウ「早速歌おうぜ♪」


ディーノの家族とGWニコルでたまに使うらしいここ
レジェンズも使うという事で中々広い部屋だ
マイクは流石に小さいんだが


シュウ「・・・・・レジェンズ〜クラブ〜・・・・♪」
ランシーン「この歌が・・・あるとは・・・」
シロン「何でカラオケなんだよ」


いっつも歌ってるじゃねえかこれ・・・


シュウ「はいはい次どっち歌う?」
シロン「俺パス」

シュウ「え〜!なんで?」
ランシーン「ふぅ、まったく貴方という方は
場の空気を考えて発言してもらいたいですねえ・・・」


と言いつつ選曲中w


シロン「歌うのかよ・・・お前」
ランシーン「無論。せっかく風のサーガが誘ってくれたのですから
楽しませてもらいますよ」

シロン「ダークウィズカンパニーの仕事・・・放置してきたもんな〜お前」
ランシーン「ふぅ・・・」


だから空気を


ランシーン「では、こうしましょう。シロン、私とひと勝負といきませんか?」
シロン「まったく・・・懲りないヤツだなお前も・・・」


と言いつつ目がやる気出てきてますよ?


ランシーン「しかしただ歌うだけではつまりませんねぇ・・・
選曲は相手がするというのはどうですか?」
シュウ「おっ!おもしろそう!やってやって〜!」

シロン「へへっ!いいぜ・・・んでだ。せっかく勝負するんだからなんか賭けようぜ」
ランシーン「それなら・・・勝った方は
明日のおやつを頂くというのはどうですか?」


へ?


シロン「よし、乗った」


乗るんですか〜
どっちが子供か分からなくなってきてますよ〜

シュウ「んで先どっち歌うの?」
ランシーン「先に歌ってください」

シロン「何で?」
ランシーン「戦術というものがあるでしょう?早々に真似されては困りますし」
シロン「あ〜?なんだ戦術立てないと勝つ自信ないのか?んじゃ先に歌え」


んで選曲を始めるシロン


シロン(へへっ、恥ずかしくて歌えないようなやつを選んでやるぜ)
ランシーン「決まりましたか?」
シロン「おう。ほいじゃこれだ!」


事もあろうかアニソンを選択したシロン


シロン「歌えるもんなら歌ってみやがれ!」



5分後・・・・・・


シロン「・・・・・」
シュウ「・・・・・」
ランシーン「どうでしたか?」

普通に上手かった・・・・
てか熱かった 熱唱でした

ランシーン「ふぅ・・・貴方ねぇ・・・少しは頭を使ったらどうですか?」
シロン「なにっ!?」

ランシーン「貴方は、アニメのことに相当詳しいようですが
それはどういう事か分かりますよねぇ?」
シュウ「そういえばそんな事言ってたなあ・・・たしかアニメ一話あたり
絵が3500枚から4000枚だとか言ってた」

シロン「無駄に記憶してやがって・・・」



ランシーン「さて、次は貴方の番ですよ?どれにしましょうかねぇ・・・」(ニヤニヤ)
シロン「なんか企んでるお前、やっぱ怖ぇよ・・・」

ランシーン「・・・・これはっ!?」
シュウ「どしたの?」

ランシーン「ふふふ・・・いい曲を見つけましたよ?
風のサーガも楽しみにしてくださいv」
シロン「な・・・なんだってんだ・・・」



題名 空へ
歌 シロン



シロン「へ!?どわあああぁっ!!!!」
シュウ「何だお前!持ち歌あったのか!わくわくv」

シロン「待て!これは・・・ワル男てめぇ!!」
ランシーン「逃げるのは構わないですよ?ただその場合は私の勝ちですがねぇ」

シロン「ぐっ・・・・」


シロンっ!気がつくんだ!失うものは明日のおやつだぞ!
あ、プライドが許さんか


シロン「くそっ!歌ってやる!歌ってやるぞ!!」
ランシーン「えぇ、えぇ歌ってください」


シロン「ぐ・・・できるかぁあああああ!!!うわぁ〜〜〜!!・・・・・」


シュウ「行っちゃった・・・」
ランシーン「ぷっ・・・くっくっく・・・・」

シュウ「あんな顔真っ赤にしてどしたんだろ?」
ランシーン「それはですねえ・・・この曲の歌詞を見れば分かりますよ?」
シュウ「ん?そなの?」


そう言われると既に始まっている曲の歌詞を眺める


シュウ「・・・へ?・・・え?・・・うわっ・・・これって・・・!」


徐々にシュウの顔が赤くなっていく(笑)
ランシーンはというとそっぽを向いて笑いをこらえて悶絶中w


シュウ「うわぁ・・・!えぇっ・・と・・・うわっ・・!」


今日一日シュウの顔は真っ赤な顔のまんまだったそうなw



翌日・・・・・


シュウ「なあなあ!でかっちょ!!」
シロン「なんだぁ?」

シュウ「昨日のあれ!歌ってみ?」
シロン「ぅ・・・・・歌わねえ・・・」

シュウ「歌ってみぃ?」
シロン「歌わねえ」

シュウ「歌ってみ〜い〜!」
シロン「歌わねっ!!」

シュウ「嘘でもいいから一回歌ってみ?」


シロンの弱みがまた一つ増えたそうな


終わり



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