今日は休日で秘密基地にメグとマックが来ていた
ディーノの姿もある
メグ「シュウこないなぁ・・・」
この時間に来ない日も何度かあった
だが昨日の今日である
不安を抱えている三人にとってこの時間は
いつもよりも長く感じられるのだった
ディーノ「僕、様子を見てくるよ」
マック「ディーノ・・・お願いなんだな」
ディーノは胸のバラを高々と掲げた
ディーノ「リボーン!」
炎の翼を広げ、秘密基地の外にグリードーが現れた
ディーノ「お願いグリードー。シュウの家まで連れて行って!」
グリードー「別に構わないがディーノ、白昼堂々と風のサーガの家に行っていいのか?」
ディーノ「あっ・・・・」
彼らにとっては極当たり前となっている彼らの存在だが
一般の人間にとっては異形のものに過ぎない
ディーノ「大丈夫だよ。ホログラフィーと言ってしまえばそれまでだし、
って、そんなわけにもいかないかもしれないけども・・・今は少し急ぎたい」
グリードー「わかった・・・!行くぞディーノ!!」
ディーノを乗せ空を飛ぶ
人通りの多いところを避け、かつ無駄の無いルート選びで
目的地を目指す
ディーノ「そういえば前にもこんなことがあったね・・・」
グリードー「ああ・・・」
それは以前、戦いの最中、サーガとそのレジェンズ達は
ディーノの家を拠点として戦っていた
シュウとシロンを除いて
ディーノ「あの時もこうやって迎えにいったんだけど・・後から行くと言われて・・・」
グリードー「割と意地っ張りなんだよな・・・アイツは」
ディーノ「無事だったみたいだったからあの時はそのまま帰ったけども・・」
グリードー「あの風・・・だな・・・・」
ウインドラゴンの咆哮
戦いを告げる風
彼の風を受けたレジェンズは理性を失い
本来の戦う為だけの存在に戻る
レジェンズウォー開戦の合図
野生への回帰
ウインドラゴンのシロンは戦うことを望んではいなかった
しかしあの時吹いた風は紛れもなく彼のものであり
そんなことをしてしまうほどの出来事があったということは間違いなかった
グリードー「嫌な予感がするな・・・飛ばすぜ・・・!」
いつもの時間にシュウは来ていない
以前はまったく無かったサーガの力の消耗による疲労
何かが心につっかえて離れない
いつもよりも時間が長く感じられ、気持ちが焦る
そしてようやくといった感じで家の近くまで来た
ディーノ「あそこだ・・・って・・・え?・・・ええ!?」
グリードー「あ゛!?」
ディーノ・グリードー「ぅえええええええええええええ!?」
シュウ「おっ!キザ男に会計委員じゃねえかあ!珍しいな!」
元気に出迎えるシュウ、問題はその横
シロン「おぅブレイズの、どうした?」
ランシーン「騒がしいですね・・・近所迷惑ですよ?」
あろうことかリボーンしてでっかいままそれぞれくつろいでいる
ランシーンに至っては片手にコーヒー片手に本である
お前らが近所迷惑・・・と言おうとしたその矢先
「うっわー!すげえやシュウ!本物のレジェンズなんて!」
ディーノ「えええ!?」
「しかも2体も!種族と属性は?」
グリードー「えええ!?」
「すげえフサフサだな〜この翼!」
デ・グ「ええええええええええええええ!?」
ディーノ「な・・・馴染んでるね・・・」
グリードー「あ・・・ああ・・・・・・・」
「わー!今度は炎の翼を持つドラゴンだ!」
グリードー「おわっ!」
「名前なんて言うの?」
グリードー「あ・・ブレイズドラゴンのグ・・」
「やっぱり火属性?」
「この翼やっぱり熱い?」
当たり前の用にたかられるグリードー
ディーノ「どういうことだよこれは・・・」
シュウ「それがさあ!キザ男!!こいつら父さん母さんに見せたら
記憶がピューのパーでポーだったわけよ!」
ディーノ「よくわからないんだけど・・・というか僕はディーノだ」
シュウ「ところでさあ?お前なんでおれんち来たの?ほんんんっと珍しいよな?何の用?」
ディーノ「そ・・・それは・・・・」
シュウ「それは?」
ディーノ「昨日あんなだったし・・心配して・・・」
シュウ「昨日?・・・・う〜ん・・・・あ〜あれか!
な〜んだやっぱいいとこあるな〜お前!流石キザなだけある!!」
そこまで言われるとディーノは片手で頭を抱え、少しうつむいた
ディーノ「そうだね・・・僕はやっぱりキザなのかもしれない・・・」
グリードー「ディーノ・・・?」
ディーノ「勝手に心配して来てみたらこれ・・・こいつのことを心配する自分が
馬鹿だったってことか・・・・」
グリードー「ディーノ・・・別にどこもキザなんかじゃないし馬鹿なんてことも・・・」
ディーノ「ディーノじゃないよ・・・キザ男だよ?キ ザ 男!
言ってみ?」
いつもとまったく雰囲気の違うディーノ
ビシッと向けられた指とそれと同時に放たれたウインク
グリードー「さ・・・サアアアアアアガアアアアアアアア!?」
シロン「どうした〜?ブレイズの。落ち着け〜」
グリードー「お前らのせいだろうがあ!!」
シロン「あーそーなの」
グリードー「んで・・・この状況はどういうことだ?」
以前はレジェンズを見ただけで怖がったりする子供も多かったはず
好きにしても少しの恐怖はあるはず
しかしまったくそういう素振りを見せずなついてくる
シロン「さぁ〜・・・・なっと!」
シロンはとりあえず尻尾に乗っかってる子供の相手をしている
正直尻尾はしんどい
ランシーン「わかりませんか?ジャバウォックを倒した以上、今の彼らに恐怖や
不安と言った感情はほとんど無い・・・レジェンズは危険だと
仕込まれた以前の記憶さえも今は残ってはいない」
グリードー「なるほどな、もう一つ質問だ・・・・・・風のサーガはなんともないのか?」
昨日はシロンをリボーンさせてからすぐに倒れこんでしまったシュウ
シロン「今日はやたら元気いっぱいだのなんのって・・・心配して損しちまったぜ」
シュウ「は〜・・・お前俺のこと心配することあるんだ〜・・・」
シロン「あ〜うぜ〜・・・」
シュウはレジェンズクラブのなんたるかを語りだしていたが話していることは聞いていたらしい
ディーノ「元気ならそろそろ秘密基地へ行こうマックやメグも多分心配してるから」
シュウ「そっかぁ!部長を気遣うクラブメンバー達・・・泣けるねえ・・・
行くぞ〜レジェンズクラブ!・・・ってわるっちょいかないの〜?」
ランシーン「昨日やり損ねた用事をさっさと済ませてきますから
宜しく頼みますよ部長?」
シュウ「お〜う!まかせとけ〜!!」
シロン「乗せるのがうまいやつだ・・・」
ランシーン「声を出していう事じゃないでしょう?」
シュウ「じゃ、今日はここまでな〜みんな!俺たちにもやることがあ〜るってね〜♪」
「え〜!でもしょーがないな!」
「またきてもいいかな?」
シュウ「ん〜・・・こいつらシャイだからなあ・・・・・・・
毎日ってのはきついと思うけど・・・・まあいいんじゃない?」
内心で、シロンとランシーンは大きくため息をついた
ランシーン「じゃあ・・・いきますよ?」
シュウ「おう!俺たちも行くぜ!!く〜らぶぅ〜く〜らぶぅ〜♪」
シロン「ふぅ〜・・・いい風が吹いてやがるな」
またこの生活に戻ってこれたのだと
思わず発した言葉と微笑み
いつまでも続いてほしい
だがレジェンズがこの世に存在する理由は・・・