「あああああああっ!もう!なんで今回の事に関しての資料は出てこないのかしら!?」

ダークウィズカンパニーのCEO、ユル=ヘップバーンの書斎に
て 書物を読み漁るハルカから苛立ちの声が上がる

ハルカ「早くしないと・・・もう大きな戦いになっちゃってるんだから!」

読んだ事のある資料も何度も読み返す

何か、何かきっかけがつかめれば・・・

「一つ宜しいでしょうか・・・?」
ハルカ「えっ?あれっ?誰っ?」

聞きなれない声にどこから聞こえてくるのか分からなかったが
その声の主は、今や行動を共にしているロックバードだった

ハルカ「貴方・・・話せたの?」
ロックバード「え、えぇ・・・場を自分がかき乱してしまわぬようにだんまりを決め込んでいましたが、
少し、思いつたことがありまして、発言するに至りました」
ハルカ「何でもいいわ!話して頂戴」


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「ウィンドラゴンってこんなもんだったかしら?」

キルビート相手に苦戦を続けるシロン
その差は歴然で、ボロボロのシロンに対してキルビートは全くの無傷と言ってもいい

シロン「うるせぇな・・・これからだってんだ、よ・・・」

そう言い返すシロンにキルビートはただ首をかしげた

キルビート「サーガが近くに居ないにしても拍子抜けというか、アンタ、大丈夫?」
シロン「は?何相手気遣ってんだ?さっさと来やがれってんだ!」

その挑発に乗ることなく、キルビートは寧ろ困ったように言葉を続ける

キルビート「まあ確かに本気でやるくらいがいいし〜、その方が気分は晴れるし・・・
でも、ウィンドラゴンマジで殺しちゃったりしたらやばくない?」
シロン「何言ってやがる!それが目的じゃねぇってのか!?」

シロンのその発言に不意を突かれた様な表情を浮かべた後少し考え
合点がいったのか、あぁ、と呟いた後にやりと笑った

キルビート「なるほど・・・今何が起きてるか理解できてないみたいね。お勉強に付き合ってもいいわよ?」
シロン「んなこと言ってねぇでさっさと話しやがれ!」

流石にそこまで言うと不快な顔をし、しょうがない、と言った感じで説明し始めた

キルビート「レジェンズの使命、目的は何か分かる?」
シロン「そいつは・・・ジャバウォックを倒す事か?」
キルビート「あらぁ?答えもう半分持ってるじゃない」

少し残念そうにした後言葉を続ける

キルビート「今は、その準備段階ってこと。不本意だけども、あんたらの力を覚醒させるのが私達ネクロムのお仕事」



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ハルカ「・・・つまり、今は準備の時で、もうすぐレジェンズウォーが始まっちゃうって事?」
ロックバード「このまま行けば、そうなるかと思われます」

ハルカ「そんなの、止めなくちゃ・・・行きましょう!」
ロックバード「仰せのままに」


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キルビート「戦いが嫌いってワケじゃないから、割りとこの位置気に入ってるんだけどね」


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エン「邪魔だっ!消えろっ!」
フィン「おい!落ち着けって!陽動が目的だろ!って、目的は果たせているけどな・・・」

既にコマンド化しているエンは、片っ端から攻撃し、相性が悪いにもかかわらず、
どんどん敵をソウルドールに変えていく

フィン「おい!聞けって!そんなんじゃ最後まで持たねぇぞ!」

フィン(だがおかしい・・・消耗するどころか逆に力が増している)


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キルビート「今頃あんたと一緒にいる奴らは、めっきり力をつけてるんじゃない?」


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グリードー「うぉらあああっ!!」
ディーノ「凄い・・・その調子だよグリードー!」
ウォルフィー「俺たちのことも」
リーオン「忘れてもらっちゃ困るぜ?」


ガリオン「今なら開けるか・・・?第5の扉・・・エレメンタルチェンジ!スピリチュアル!!」
マック「ガリオンも、前よりもまた強くなったんだな!」

ズオウ「危ないっ!」
メグ「ズオウ!」
ズオウ「大丈夫、全然平気っ」


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キルビート「だからこそ気になるのよねぇ・・・指揮を執ることになるはずのウィンドラゴンが
足手まといになりそうで・・・あんた、やっちゃってもいい?」

頭の整理をしているシロンの体がピクリと跳ねる

キルビート「いやね、力不足なやつは、退場願っているのよ。
ジャバウォックを相手にしなければならないからね。
無駄死にするのはよくないから、ソウルドールに帰して次の戦いまで待機させるってワケ。
それも仕事の一つかな?」
シロン「なんだと!?やれるものならやってみやがれ!」

キルビート「そうしたい所だけど、相手がウィンドラゴンじゃねぇ・・・
それと、勘違いしているようだけど、私、全然本気出してないんだからね・・・!」

キルビートの目が青白い光を灯したかと思うと、一瞬でシロンとの距離をつめる

シロン「くっ!?」
キルビート「あっはっはっはっは!」

「ダルドム」

シロンが身の危険を感じだ瞬間、キルビートの体が真横に飛び、それを追うように黒い閃光が走る


ランシーン「大丈夫ですか?」
シロン「ランシーン!・・・って本物、だよな」
ランシーン「えぇ、そうですが・・・?」
シロン「今の、お前の、なんだ・・・?」

BB「全軍突撃ぃ〜!」

シロンの言葉を遮るように声が上がる
風、火、土、水のレジェンズ達が波のように押し寄せてくる

ランシーン「援軍です。時期に事は収まるでしょう」


ユル『皆さん、落ち着いて避難してください。彼らの中には味方がいます。彼らに任せてあわてず避難を―」


シロン「ダークウィズカンパニーから全部引っ張り出したってワケか・・・だが、それじゃあ・・・・・」
ランシーン「シロン、どうかしたのですか?」
シロン「とぼけるな」

シロンはランシーンの首に捕まりかかろうとするが、弱弱しく寄りかかるような体勢になってしまう

シロン「お前、分かってるんじゃねぇのか?今の力はなんだ?
ネクロムそのまんまじゃねぇか・・・いや、そんな事はいいんだ。
この戦い自体が起こってはいけねぇんだ・・・」

キルビート「馬鹿なこと言うものね・・・」

ゆっくりとキルビートは立ち上がり、苦痛の表情のまま言葉を続ける

キルビート「今の、効いたわぁ・・・貴方もウィンドラゴンのようね?
なら、この先は安心かしら?まさかネクロムの力を宿す存在なんて、想像もしてなかったわ・・・
なら尚更そっちの白いのは用済みよねぇ・・・!」

キルビートの角が光り出し攻撃態勢を取り、シロンを攻撃しようとする瞬間、
ランシーンがそれより先に攻撃を繰り出す
それが止めとなり、キルビートは悲鳴を上げながらソウルドールに戻った

シロン「駄目だ、今は誰も戦わせちゃいけねぇ・・・!」
ランシーン「それでは・・・何も守る事ができないでしょう?」

シロン「違う!そっから間違ってるんだ!はめられちまってんだ。
レジェンズの運命に、知らないうちに俺も、お前も無意識のうちにそれを!」

「いない・・・何処にいるんだい?」

会話を遮るように2竜の元へ降りてきたのはハーピー、アンナの姿がそこにあった

アンナ「なんで、なんでシュウはあんたの傍に居ないんだい・・・?
他の皆とも一緒じゃなかった。シュウは・・・シュウは何処・・・・・?」

困惑の表情を浮かべ言葉を紡ぐアンナの姿に、2竜は思考を切り替える。風は、シュウは今何処に・・・
完全に安堵するには至れないが、場所を特定するに至った。

シロン「場所は・・・あそこだ。最後の・・・」

そこまで言うと続きを聞かずにアンナが飛び立った
それに続きランシーン、疲労からか遅れをとったシロンと続いた

アンナ「無事じゃなかったら、アンタら、ただじゃ済まさないからね・・・!」

言葉が胸に刺さる
シロンはシュウの気配を感じつつこう思う

俺もお前も、こんな小さかったけっかな・・・?

不甲斐無い自分、同じ風のレジェンズであるアンナに気配を感じ取れなかったシュウ

不安を拭い去る為にも先を急ぎたかったが、体が思うように動かず、それ以上の速度では向かう事ができなかった



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