「何所にいるんだよーもー!」
新たに訪れようとしている危機に備え
全属性からの力を授かり、各地を旅している
無のサーガのスタンとヘキサドラゴンのパレット
大分力を取り戻し、その姿をコマンドクラスに引き上げていた
幸先も良く、土、水、火、風の力のクリスタルは授かったものの
ここに来て行き詰っていた
パレット「よくよく考えてみたら、光のレジェンズの情報は全くないんだよね」
スタン「だよね、じゃないよ・・・早く見つけないと」
パレット「そのうちひょいっとたどり着くよ♪」
スタン「そんなことでたどり着けたらだれも苦労はしないってば!」
『意外とそうでも無かったりするんだよね、っと』
パレット「え?」
スタン「うわぁ!?」
パレットとスタンは何処からともなく現れた大きな手に
文字通りひょいっと摘ままれて何所かへ連れ去られてしまった
一方その頃・・・
グリードー「久々だなぁ、今日は飲むぜ〜」
ウォルフィー「やっぱり、一仕事終えた後は一杯、だよなあ」
リーオン「何か仕事したっけ?てか、うーたんオヤジくさいぜ〜」
ウォルフィー「だ〜れが中年だコラ」
ランシーン「・・・・・・・」
シロン「いいから来いって、結構落ち着く場所だぜ?」
存在するはずのない二人目の風のサーガに
三体目のウィンドラゴン
未だその謎は解けないままであり
じっくり頭の整理をしておきたいと思った彼らは
落ち着くならばやはりあそこだろう
ということで
デヴォアクロコダイルのダンディーを連れて
わにの穴の近くまで来ていた
シロン「戻ってきて早々悪いなダンディー。一杯頼むぜ」
ダンディー「はい、よろこんで・・・ありゃ、店、やってるねぇ」
シロン「ん?一体誰が経営しているんだ?」
取りあえずは入ってみるかと中へ入る一行
「あ、ども、いらっしゃいませ皆さん・・・って皆でかっ!
すいませんすいません!なんかこの店を経営とか場違いだったようで」
ダンディー「なんだエドさんじゃないかい」
エド「おやっ・・・ダンディーさん?」
レジェンズ達が地球帰ることによって
相棒のファイアード・・・もとい、
ファイアージャイアントを失ったエドさんに残されていたのは
無職、という現実であった
記憶の片隅に残っていたこの店のことを思い出し
ここの店員だったのでは?という思い込みから
この店を管理していたらしい
結果的にはすぐに経営が再開できる状態である為
この店の名物
『スゥイートダンディー』が振舞われた
グリードー「男前だしぃ〜♪」
ウォルフィー「やさしい奴ら♪」
リーオン「呼び出してくれ〜♪」
GWニコル「「「ほらぐ〜り〜ぃど〜♪うぉ〜る〜ふぃい〜♪に〜いっこる♪HA!!」」」
シロン「あ〜・・・ったくあいつら・・・ま、いいや」
ランシーン「・・・・・」
シロン「で、ランシーンはどう思う?あいつらの事・・・」
ランシーン「害はないでしょう。それはシロン、貴方も十分に承知しているのでしょう?」
あなたは今、あっさりと子供たちを任せて
今ここにいるのですから
むしろいい風を持っている・・・私以上に
本当は、疑う余地もない
シロン「ん〜、まぁ〜・・・それはそうかもしれないけどな〜」
だが自身の事を、エンは話したがらない
まったくと言っていいほど疑う余地も残されていないのに、だ
シロンとランシーンは同時にスィートダンディーを
口の中に流し込む
ランシーン「それよりも、原点に戻る必要があるかもしれませんね」
シロン「原点?」
ランシーン「我々の存在の理由だ」
グリードー「ジャバウォックか」
話題が変わるとともに、すっかり酔ってしまったのではないかと
思っていたGWニコルの面々も、すっかり真面目な顔に戻っている
もしくは、最初から酔ってはいなかったのかもしれない
それはそれでいろいろと問題だが・・・
ウォルフィー「やっぱり戦いになっちまうのか?」
リーオン「結局はただの先延ばしだったのかなぁ・・・」
シロン「ちっ・・・まだ決まったわけじゃねぇ・・・」
その後は、しばらくコップの中の氷がその壁に当たる
カラカラという音だけが店内に響いていた
シロン「ダンディー、もう一杯頼む・・・」
ダンディー「はっ、はい!只今!」
あ〜シロンさん・・・また悩みごとがあったのですね
それにしてもこのランシーンさんという方
威厳があるというかなんというか
シロンさんの兄貴とはまた別のオーラが・・・
しかもあっさりと兄貴はランシーンさんに悩みを打ち明けているし
これは兄貴と同等かそれ以上なのかっ!?
そう、この風格は・・・
ランシーン「マスターさん、中々いけますねぇ。また、寄らせていただくと思いますが、
その時はよろしくお願いしますよ?」
ボスっ・・・・・!
「・・・つまり、今は世界が変われるかどうかのところまで来ているかも知れないということだ」
スタン「世界が、変わる?」
連れ去られていたスタンとパレットは
スピリチュアルレジェンズクラブなるものの面々に会っていた
「こっちだよ〜こっち〜!」
パレット「あ、まて〜!」
スタン「うわぁ・・・・・すいませんシルフさん」
シルフ「別に良い、今必要なのは我々の覚悟だ」
スタン「えっ?」
「今、光の竜王は不在なんだ」
「だから今は力をあげることができない」
「でもまあ、それは問題ないんだ」
「何故ならね?」
「僕達が竜王だからさっ!」
「私たち全員で竜王一人分の力」
「今こそその時!」
パレット「え?もう一緒に遊べないの?」
スタン「きっと大丈夫、いつかまた・・・」
シルフ「今ここに、初代光の竜王の復活を!」
光が強くなるとき、また闇も・・・
その日のとある場所
闇の深淵・・・
アリサ「ティアマット、いるの?」
ティアマット「ああ、ここに・・・」
アリサ「もう、いいじゃない。闇の竜王様もそう言っている」
ティアマット「そうもいかないのだ。奴が呼んでいる」
アリサ「リンドブルム・・・!あいつの話なんか聞かなければ!」
ティアマット「そうもいかない。私はあいつでもあり、私は仕組みなのだよ」
アリサ「また・・・馬鹿みたいに繰り返して・・・」
ティアマット「いつものことだ。アリサ、心の準備をな」
アリサ「させないっ!今回はちゃんと準備もあるっ!」
ティアマット「好きにしろ・・・」
闇に消えていくティアマットの姿をアリサは追うことができなかった
シュウ「うさっちょ!もっかいクラブの歌歌うぞ〜♪」
エン「むすぅ〜っ・・・」
シュウ「なんだよそこ!むすっとしない!」
フィン「ははっ、名前で呼べ〜だとさ〜」
シュウ「何ぃ〜っ!どっかの誰かさんそっくり!じゃあおれの名前を大声で呼んでみぃ〜!」
エン「え・・・し・・・し・・・しゅ・・・」
シュウ「・・・・・あらら〜」
フィン「名前呼ぶくらいそんな恥ずかしがるなって!」
エン「じゃあ私の名前呼んでみてよ〜」
フィン「・・・え〜っと改めて呼ぶってのは何か・・・」
マック「あはは、揃いも揃って恥ずかしそうなんだな〜」
ディーノ「みんな風ってあんなんなのかな・・・リーオンも名前にいつも〜たんって」
ガリオン「全くだ、見ていて疲れる」
メグ「早くちっちゃい方に戻らないかな〜」
ズオウ「らいばるっ・・・!」
シュウ「あっ・・・」
エン「・・・・・」
フィン「なんだ・・・?」
ディーノ「どうしたんだい?」
マック「風が・・・変わったんだな」
ガリオン「ネクロム・・・!」
メグ「もぉ!いいところなのに!」
ズオウ「メグ、が、守る???」
空は黒い雲で薄暗くなっていった