夜は明け、スパークス邸ダックダックトイズ・・・


「今日こそ!わが社の売上向上のための新商品を完成させるわよっ!」
「完成させましょう!」
「完成させましょう!!」


威勢のいい声を上げているのは部長ことBBとJJことJ1・J2


BB「最近うちの社では売り上げが落ち込んでいるわ・・・
でもそれにしてはある一定のところから下には下がらず安定しているの。
まずは私たちの商品を買ってくれている人はどんな人達か把握するわよ!」


J1「了〜解!」
J2「今データだしますね・・・」

BB「どお?」

J2「主にお買い上げいただいている年代は30代・40代
それに20代の後半あたりの方々から支持していただいてるようです」
J1「なんで子供じゃないんだ・・・?」

BB「お買い上げいただいた方々から何か声は届いてないの?」
J2「ええっとですね・・・とてもリアルでグッジョブです!これからも頑張って下さい!
30代の方からでした。何かリアルすぎて気持ち悪いしなんか怖い。
これは10代の方からの苦情です」

J1「確かに・・・この間はヌメヌメクラーケンとか作ったよな?」
J2「マニア受けがいいのかもな・・・」

BB「ん〜・・・なんでこうなっちゃうのかしら!わが社のリアルさを追求した
商品の数々!どうして分かってもらえないのかしら!」
J2「最近部長はどうもリアルさにこだわってるよな」
J1「そうそう・・・なんでかわからないけどこだわっちゃうんだよな」

BB「少し社長と相談してみましょう!行くわよJJ!」
J1・J2「はいっ」

社長室に向かう三人
勢い良く扉を開けるとそこには

BB「えええええっ!?とってもリアル!」
J1「でかい!」
J2「なんか怖い!!」

シュウ「あ、おばっちょ」
BB「あれ、マツタニ・・・ってだ〜れがおばっちょじゃあ!!?・・・あれっ?」
J1・J2「ああっ!?」

BB「なんで今まで・・・ってええっ!?」
J1「皆さん勢ぞろいですね〜・・・」
J2「なんか見たこと無い方もいるんだけど・・・」


レジェンズクラブ一同が今後のことについて話し合うため
ディーノの家に集まっていたのだった


ランシーン「おや、あなた達ですか・・・」
BB「えっ?私あなたのこと覚えてないんですけど・・・」
J1「だよな〜・・・全然覚えてない・・・」
J2「なんかすいません・・・」

「社長代理、資料です」
J1「あ、総務さん!」

秘書さん「今はこの方の秘書をやっています」
BB「へ〜・・・よ、よく相手ができるわね?
随分頑張ってるんじゃない?」

J2「てか今、社長代理とか言わなかった!?」


BB「てことは・・・」
BB&JJ「「前の会社の上の人!?」」

ランシーン「あの当時はよくよく失敗してくれましたからねえ・・・
まぁ今となってはその方がよかったのかもしれませんが・・・」

BB「なんか、肩身狭い・・・」
J1「なんか怖い」
J2「当時の社長の気持ち少しわかっちゃったかも・・・」

グリードー「おぅお前らか!」
BB「あ、あなたはっ!」

J1「あ、やばい」
J2「そういえば変なフラグたってましたね」

グリードー「人手が足りねえんだ。お前さんの腕を見込んで
頼みたいことがある。ちと協力してくれねえか?頼んだぜ!」

グリードーからBBにウインクが放たれる

BB「もちろんです〜・・・」
J1「あ〜あ〜」
J2「部長が壊れた」



ランシーン「ふむ、では例の風の捜索の件についてだが、
我が社からその道のスペシャリストを呼んでおいた。
もうすぐ来るはずなんですが・・・」


そう言うとどこからか扇風機を取り出しスイッチを入れる


シロン「ん?何だそりゃ・・・扇風機か?」
シュウ「おうおう!さっすが扇風機委員!準備いいなあ!」

シロン「ふ〜ん・・・扇風機の風なんてあんましいい物とは思えないけどな。
やっぱり自然の気まぐれな風に吹かれるのが一番よ」

ランシーン「ふふふ・・・中々いい物ですよこれは。高出力・低燃費に加え、
稼働時の音もかなり抑えてある。加えて不規則なリズム風は正に風そのものだ」


ランシーンがそこまで言うとシロンは興味を示したかのように見入る


ランシーン「まさか、気が変わった、貸してくれなんて言わないですよねえ?」
シロン「そ、そんな事ねえよ・・・」

シュウ「ねーねー!ちょっと借りてもいい?」
ランシーン「ええどうぞ風のサーガ」
シロン「うっ・・・」


ガリオン「流石にあやつが味方側となると心強いものだな」
マック「かっこいいんだな・・・」
ディーノ「そうだね」

ウォルフィー「なんか締まりが違うよな!」
リーオン「なんか本格的って感じ!」



秘書さん「ソフト開発部のパーキンス氏をお連れしました」


パーキンス「私が来たからにはも〜ぉらいじょうぶ!!」


一同「・・・・・・え〜」

BB「よりによってあんたなの?」
J1「信用できないよなあ・・・」
J2「たまにいい仕事するけどな。天才と変人ってのは紙一重とかなんとか
おばあちゃんが言ってたなあ」
J1「おばあちゃんはもういいって」
ランシーン「あんた・・・どっかで会った?」


パーキンス「わしが密かに開発したソフト、その名も
『ふぁいんでぃんぐずじぇれ』」

衛星を通して検索、MAPにいくつもの赤い印が表示される

グリードー「おいおい・・・レジェンズがこんなに沢山いるのか?」
BB「反応した場所はどこ?」

J2「ええっとですね、主に学校、家庭の子供部屋、
それとおもちゃ売り場などのようです」
J1「それっておもちゃのレジェンズグッズじゃあ・・・」


ランシーン「これ、使えませんね」


ガシャーンという音と共に拳で機器が粉砕される

パーキンス「アーーーーーーーッ!」

ランシーン「秘書さん、次、お願いします」
秘書さん「かしこまりました」
J1・J2(怖ぇ〜・・・)

BB「まずいわね・・・」
J1「ん?今朝食べたパンの耳ですか?」
BB「違うわよ!この一連の流れ・・・あいつが来る前兆じゃない!」
J2「あいつって・・・」

秘書さん「レジェンズハンターのボブソン氏をお連れ致しました」

一同「レジェンズハンターのボブソン氏!?」


ボブソン「俺に狩れない、レジェンズはねえ・・・」


ビシッと親指が立てられる

BB「やっぱり・・・」


ボブソン「何だ今日は・・・随分と生きのよさそうな
レジェンズが大勢居るじゃねえか」
BB「ちょっと待って!標的はこの方々じゃないの!他にいるの!」


ボブソン「黙ってろ!・・・トーシローがぁ!!」


ガリオン「こやつ・・・只者ではないな・・・!」
マック「ガリオン?」


ガリオン「ボブソンとやら!私が相手だ!」
ボブソン「へへっ・・・望む所よ」


メグ「ちょっと!あのボブソンとか言う人止めなくてもいいの!?」

シュウ「いやまて、ここは手を出しちゃいけないっ!」
メグ「なんでよ?普通に戦ったらボブソンさんただじゃ済まないわよ!?」


シロン「ソウ、オ前ラ手ヲ出スンジャネエ・・・」
グリードー「シロン!?」
リーオン「なんか片言なんだけど・・・」

シロン「男ト男ノ勝負ニ手ヲ出スノハ無粋ダッテーコトヨ・・・」
ウォルフィー「いつのまに勝負事になったんだよ。てか姉さん男なのかよ」

ボブソン「これで〜解体(バラ)して〜!コレで〜煮込んで〜!
・・・じゅるり」

J1「わ〜!駄目だあの人全然変わってないよ!また食べようとしてるよ!」
J2「リチャード・・・じゃない、ボブソンさーん!危ないですよ〜!
その方めっちゃ強そうですよ〜!」

ボブソン「全てのレジェンズはな・・・俺に喰われる為に存在してるんだよ!」
ガリオン「凄い闘志だな・・・手加減はしない・・・!」



グリードー「・・・いやしろって!」

ガリオン「うぉおおおおお!」
一同「行ったぁ!!!!!」

ボブソン「へっ安易に飛びつきやがって・・・」
ガリオン「何っ!」

ガリオンの視界から一瞬にして消える

ボブソン「下だよ・・・飛びついたその体勢では自由に動けまい・・・
その腸貰い受ける!」
ディーノ「危ない!」
リーオン「てか表現妙にグロい!」

ガキーンという刃物を嫌う金属音
いつの間にかガリオンの代わりに岩が今そこにある


ボブソン「空蝉か!?奴はどこ・・・」
ガリオン「飛びついたその体勢では・・・」
ボブソン「後ろっ!?」

ガリオン「自由に動けまい・・・・・クロスぅぅぅ!!」

ウォルフィー「ストップ!ストーップ!!」
リーオン「人相手にクロスブロウザンはマズイですって!!」


ドーンという音と共に砂煙が上がる
これはやってしまったのではないかという心から
表情を変えないままで居るランシーンと、 手に汗握るといった感じで見ていた
シュウとシロンを除く一同の口が開きっぱなしになっている


ボブソン「負けたぜ・・・止めを刺さないのか?」
グリードー「生きてるし・・・何者だぁ?一体・・・」
ガリオン「フフ・・・人間にしては中々であった。
腕を磨いてまた出直して来るがいい」
ボブソン「情けをかけられるとは・・・本当に情けねぇや・・・くぅ;」


シロン「うっ・・・くぅっ・・・」
グリードー「おいおい」

シュウ「うっうっ・・・うぇえ゛ん・・・」
メグ「何で泣くのよ」


ボブソン「さて、それじゃあそろそろ時間だな。帰るぜ」
秘書さん「はい、ボブソンさんお疲れ様でした」


一同「・・・・・・・・・・」


ランシーン「・・・・・・・・っ!」

イライラが隠し切れないランシーンが扇風機を投げ捨てた

シロン「あっ!扇風機!!」

ランシーン「先に・・・進まないっ!!」
シロン(扇風機・・・)

マック「一週間くらい、無駄になったんだな〜!」



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