おぼろげに映る映像
自分が見る映像にしてはしては遠く
しかしその映像ははっきりと認識できる
シュウ「行くな!でかっちょ!行っちゃだめだ!」
シロン「必ず戦いに勝って・・・戻ってくる!」
シュウ「そんな・・・!お前・・・!シロン・・・!」
シュウの声を振り切るシロン
シロン「行くぞグリフィン!」
ガリオン「応!」
飛び去るシロンとガリオン
取り残されるサーガ達
メグ「行っちゃった・・・皆行っちゃった・・・」
ディーノ「もう・・・僕らにできることはないのかな・・・」
マック「もう・・・どうすればいいのかわからないんだな・・・」
シュウ「なんで・・・どうして・・・!」
シロン「うぉおおおおおおっ!」
戦いに明け暮れるレジェンズ達
その本能のままに動く彼らを
カネルドウィンドラゴンが起こす風の道に先導される
ディーノ「凄い・・・これがシロンの力・・・なのか?」
圧倒的
まさにその一言が全てだった
ジャバオックに押され気味だったレジェンズ達が押し返す
そのまま抑え込むように包囲されていく
マック「もう・・・終わっちゃうんだな・・・皆無くなっちゃうんだな・・・」
シュウ「あ・・・・・」
見上げるその世界は以前自分たちがいた世界とは違う世界
緑豊かで・・・それはとても奇麗な・・・
マック「これで・・・これでよかったのかな?」
シュウ「そんなことないっ!!」
メグ「シュウ・・・」
シュウ「今まで頑張ってきたのは何のためだったんだよ!
おかしいだろ絶対!絶対間違ってる!!」
ディーノ「でも・・・」
シュウ「でも、じゃない!なんとかする・・・絶対何とかする!!」
シュウの周りを風が包み込むと
戦場の真っ只中へと誘導されていく
メグ「シュウ!!」
マック「待つんだな!」
ディーノ「シュウ!」
シュウ「絶対だめなんだあ!!」
シュウは風に導かれ空を飛ぶ
シロンの元に・・・まだ・・・まだ間に合う!
まだ僅かに見える秘密基地を横目に歯を食いしばる
シュウ「でかっちょ〜!待てって!!」
シロン「風のサーガ!・・・はっ!?」
ジャバオックが力を収束させる
標的は・・・風のサーガ
シュウ「えっ・・・?」
シロン「あぶねえ!!シュウ・・・・・!」
そこで映像は途絶えてしまった
ランシーン「グ・・・・・・」
ゆっくりと目を覚ますランシーン
やはり夢かと意識がもうろうとする中辺りを見回す
時はまだ深夜と言うわけではないようだ
部屋の外の方に目をやるとほかの部屋から光がこぼれている
両親はまだ起きているのだろう
ランシーン(風のサーガの家か・・・)
潰されてそれっきりだったかと
ネズミ姿のままのランシーンはグッグッグと笑う
ふと視線を巡らせると笑い顔でぐっすり眠っているシュウ
それを見てランシーンはふっと笑む
ランシーン(なんとも間抜けな顔だ)
ランシーンは寝直そうと体を横にする
するとなにか唸り声が聞こえてくる・・・
ランシーン(シロン・・・?)
見ると相当うなされている
少し気になったので起こしてみる
それにこんな近くでガガガとうなされると正直寝れない
ランシーン「おい・・・」
シロン「う・・・」
ランシーン「ガーガー煩くて眠れんぞ、少しはー」
シロン「シュウ、は・・・無事か・・・?」
ランシーン「!?」
うなされていた夢
元は自分と同じ存在
それは容易に想像できる
きっと自分と同じ夢を見ていたのだろう
ランシーン「問題は無い。見ろ、ずいぶんと間抜けな顔だ」
シロン「ははは・・・そうだな・・・よかった・・・」
そう言うと再び寝に入ってしまった
今度はすっかりシュウと同じような間抜け顔になって寝ている
ランシーン(同じ夢を見たとするならば、これほどにも違うものなのか・・・)
彼らを通じ、確かに自分に芽生えた心
でもそれは彼ら自身のものでしかないのだろうか・・・
ズオウ「メグ〜・・・寝ないの?」
メグ「うん・・・そうだね・・・寝なきゃ・・・」
窓辺から星空を見上げるメグ
メグ「もう始まっちゃったんだ・・・」
ズオウ「メグ?」
以前のあのころと同じ
レジェンズが現れ、始まる戦い
もう少し一緒に遊んでいたかったけど・・・
メグ「ズオウ・・・あのね?」
ズオウ「ん・・・?」
メグ「今度は一緒に頑張るから!任せっきりじゃなくて・・・
私も一生懸命頑張るから!」
必ず来るであろう別れの時に悔いの残らないように・・・
マック「ん〜・・・」
ガリオン「どうしたマック?」
寝床に入るなり考え込み、寝付けない様子のマック
マック「ガリオン・・・今日吹いた風・・・
あれって本当に僕達の敵・・・なのかな?」
ガリオン「少なくとも我々から逃げたのだ・・・
可能性は高いと思うが・・・?」
マック「それにしてはいい風だったんだな・・・シュウやシロンや
ランシーンさんとはちょっと違うけども・・・それでもいい風だったんだな・・・」
ガリオン「まあそれにしてもだ・・・
その風から何らかの情報は得ることができるであろうと思う」
マック「うん・・・・・・・ガリオン?」
ガリオン「なんだい?」
マック「終わったらまたみんないなくなっちゃうのかな・・・?」
ガリオン「・・・!おそらく、な・・・・・」
マック「すべてが終わって、また記憶をなくしちゃったら
結局全てやり直すことと一緒じゃないの・・・かな・・・?
同じことの繰り返しになっちゃうんじゃ・・・ない・・の・・・かな・・・」
ガリオン「今日は眠りなさい・・・私も少し考えてみよう・・・」
マック「うん・・・!なんだな・・・」
安心したかのように眠りにつくマック
ガリオン「同じことの、繰り返しか
未だに我々は、螺旋の運命の中から抜け出せていないというのだろうか・・・」
ディーノ「グリードー・・・眠れないの?」
グリードー「お前もか・・・ディーノ」
ディーノ「うん・・・なんか嬉しくってね」
グリードー「嬉しい?」
ディーノ「当然じゃないか!またこうして君と出会えたんだ」
グリードー「まったく・・・相変わらずだな・・・
また戦いに巻き込まれて命の危険にさらされてるってのに」
ディーノ「傍観なんてできないさ・・・君と僕は・・・いつだって傍にいる」
グリードー「そうだな・・・どこかいつもお前に見られているような気がしていた
再会の日・・・風に吹かれて激しく燃え上がる俺をお前は見逃さなかった」
ディーノ「グリードー・・・」
ウォルフィー「俺達だっているぜ!」
リーオン「俺たちが来たからには大丈夫だ〜!」
W&ニコル「グガ〜・・・!」
グリードー「なんだよあいつら・・・タリスダムの中から寝言かよ」
ディーノ「ふふふ・・・ふふふふふっ・・・!」
エン「す〜ふ〜・・・す〜ふ〜・・・」
フィン「ふ〜・・・何処だよここ・・・」
どこかの公園か何かか?
ある程度全力で飛んだあと、降りるなりカムバックしろと命令口調
それ以降も話を聞きたくてリボーンしようとすると
ぎーぎーだめだ〜みたく騒ぎやがる
では・・・と思い解読してみようかと思ったが、
ぎーぎーいう言葉に辞書なんかなく、
読み取れるのは賛否とか正解とはずれくらいなもんだ
フィン「まったく・・・今日は何もありませんでしたよ〜
みたいな顔して寝やがって・・・」
エン「むにゃむにゃ・・・?ふしゅ〜・・・」
フィン「これじゃあ進めねえよ・・・どうすりゃいいんだ?」
色々考えるが立つのも少ししんどい位の疲労感があり、
うまく思考が回らない
そうこう思っているうちに眠りについてしまった